入院記録⑩

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入院して2週間が過ぎた。

リハビリ始まって毎日リハビリと頭痛と闘っていたある日のこと。

「血管像影検査やりましょう」と医師が一言。

「何それ?」不安ではあったが検査の説明を受けた。

医師が言うには、「ちょっと麻酔打って、カテーテル入れて造影剤入れて血管を見るって言う検査。痛いのは最初の麻酔だけ。」って感じで説明されたから「あ、痛くないなら良いや」と思って軽い気持ちで承諾した。

試験の前日。

看護師さんが「今日は検査の為の局部の毛を除去しますね」

「え?w恥ずかしw」って思ったが言葉が喋れないので「デュフフ www」と変な感じになってしまった。

そしていよいよ毛とグッバイする時間だ。

手術では頭の毛半分坊主にされ、友達からバッドボーイズの佐田と言われ、検査では陰毛半分刈られまた佐田になってしまった。

「どうせなら全部いっちゃてよ」とも思ってそう言うもんなのかって調べたら、前までは全部刈ってたらしいが、今は患者の負担や悩みを解消しようと手術、検査に支障ない範囲で刈る。って言うのが主流らしい。

それでも女の看護師さんに毛を剃られ悪い気はしなかった。

そして検査当日。

まず検査室に入って目に入ったのが、像影するマシーン。ぶっとい注射器。なんか分からん管。大量のガーゼ。

「これ結構大掛かりな検査だ」って思った。

ビビってるって思われたくなかったから笑顔で検査台へ。

いよいよ検査開始。

と思ったが前日剃った毛が甘かったらしく改めて剃ることに。

医者、看護師、麻酔科医。総勢5人近くの前での除毛。

「うん。悪い気はしなかった。」

毛剃り終わっていよいよ検査。

まずは注射。

これは足の付け根、ち◯ち◯の横に刺すんだがこれは痛い。

ずいぶん奥まで針刺すから痛さで変な声が出た。

で、麻酔打ったからカテーテル挿入。

ちょっと痛い&血管の中に管が入ってる感覚。

心臓まで管が入ってくのが分かった。

そして造影剤注入。

その瞬間目の前が眩しくて見えなくなった。

しかも熱い。w

その作業が20分ほど続いて検査終了。

多分、入院中で一番痛かった。

で、別日に検査結果出て、脳出血の原因は能動静脈奇形って言うことが分かった。

その奇形をどうするかと言うのはまた今度。

 

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