20代、脳出血経験者による「原因、症状、予防法、対処策」の解説
先日、清原翔さん(27)が脳出血により緊急手術をしたとして、多くのメディアが取り上げています。皆さん、脳出血ってどんな病気かご存知でしょうか?聞いたことはあるけどどんな病気なのか、どんな症状が出るかなど知らない方も多いはずです。
そして、脳卒中は日本人の死因ベスト3(2019年)に食い込んでることはご存知でしょうか?
脳出血も脳卒中の一部です。脳卒中とは主に脳出血、脳梗塞、くも膜下出血などが含まれます。
「なったらなったでしょ!」「好きな様に生きて短命で終わるならモットーだ!」そういう人が一番危ないですし、後悔もします。この記事を書いた人のプロフィールもそうでした。
そしてなったら死に至らなとも、後遺症が残る確率大です。
脅してるつもりはないのですが全年齢の方がいつなってもおかしくない恐ろしい病気が脳卒中です。当然ながら、健康に気を使っていて、なっている方もいます。
「じゃあこの記事意味ねーじゃんかよ!!」と思っている方がいると思います。
しかし、脳出血について知っているのと知らないのでは、脳出血になる確率も、なった時の対処も違います。自分、家族、友人、大切な人の命を救える確率が少しでも上がるかもしれません。
前置きが長くなりましたが、それでは次に脳卒中とは何かについて解説していきます。
※1:この記事は専門家の文献を参考させて頂き、脳卒中の脳出血に絞り書いています。
※2:この記事は医療関係者が書いたものではないので参考までに読んでください。また、この記事に書かれている事が全てではないので、この記事に書いてない「気になる症状」がある方は医療従事者、家族への受診・相談をお願いします。
脳卒中とは何か?
脳卒中とは、脳の血管に障害を起こす病気です。
どう言った障害があるかと言うと、主に脳梗塞、脳出血、くも膜下腫血があります。
脳出血
脳に圧力がかかって血管が切れ、脳出血を起こします。
私の主治医の話よると、「脳は例えるなら豆腐ぐらいの柔らかさしかなくて、豆腐に注射器で液体を入れるとどうなりますか?答えはグチュグチュになって組織が破壊されますよね」ってな具合で説明していただいてなるほどってなりました。
原因
①高血圧。これが最も多いと言われている。慢性高血圧によって徐々に動脈が弱まっていき結果的に脳出血を起こします。
②脳動静脈奇形によって元から脳出血を起こしやすく、高い圧力がかかることによって脳出血を起こす。脳動静脈奇形とは毛細血管が正しく作られずにナイダスと呼ばれる異常な血管の塊でつながってしまっている先天性なもの。10代、20代でも脳出血になる可能性もありますこの記事を書いた人のプロフィールも脳動静脈奇形による脳出血でした。
症状
症状は脳出血が起きる部位によって違います。部位に関わらずそのままにしておくと命に関わることになってしまうので迅速な対応が必要です。
私の場合は左脳に脳出血が起きて、失語症(読む、書く、話す、聞く、計算ができない、日にち、時間が分かんない)右半身全麻痺のオンパレードでしたw
対処策でお話しするのですが、脳出血の前兆は私の場合はこれと言ってなかったです。気づいたら徐々に手と足が動かなくなっていき、喋れなくなりました。
左脳
読む、書く、論理や数学的な考え方、分析的な考え方、計算する、右半身を動かす。という役割があります。
私の場合は左脳に脳出血が起きて、失語症(読む、書く、話す、聞く、計算ができない、日にち、時間が分かんない)右半身全麻痺のオンパレードでしたw
右脳
音楽や芸術、顔や物の認識、想像的、創造的な考え、左半身を動かす。という役割があります。
脳幹
脳幹という部位があるんですが、そこに障害が起きると命を脅かすかもしれません。左脳右脳どちらが出血しても命に関わりますが、脳幹に脳出血を起こす方が危ないです。というのも脳幹は基本的な生命活動をおこなっています。息を吸うとか、臓器を動かすとかもそうです。
予防法
まず、「これがある人は注意!」っていうのを載せたいと思います。
①頭痛持ち
②家族に脳疾患がある方がいる。
③脈が乱れる時がある。
④立ちくらみをすることが多い。
⑤心臓病などの疾患がある。
⑥糖尿病などの疾患がある、高血圧、肥満体系。
これらが3つ以上当てはまる方は病院に相談した方がいいです。
健康的な生活をすることが1番大切です。
脳出血で一番多いのが高血圧です。高血圧によって脳の血管が弱まり脳出血が起きるようです。
食事面で言うと、水をしっかりと摂取する。塩分を取りすぎない。お酒は程々に。1日の摂取カロリーを個々に合ったものに設定する。脂質が多いものは程々にする。野菜、魚をとってビタミン、アミノ酸を摂取するなどです。
簡単に言うと太りすぎないことが大切です。今はサプリなども簡単に手に入るので、足りない栄養はサプリに頼るのもありです。しかし、基本的に食事から摂取することが大事ですが、足りない栄養はサプリで補うのもありです。ですが、用法用量をしっかり守って、副作用なども理解した上で使用してください。
ビタミン、フィッシュオイルは私も使用しているオススメのサプリです。フィッシュオイルは脂質を抑え、血液をサラサラにしてくれるのでオススメです。
脳出血以外の病気でも、食事に気をつける事は一緒ですが、適度な運動も予防になります。
体力は人それぞれですので無理のない範囲で身体を動かしましょう。
あと、タバコはやめることをお勧めします。タバコは脳の血管を収縮させる効果があります。血管を収縮させるということは、血液が通りにくくなります。尚且つ、血液をドロドロにします。当然脳出血のリスクが上がります。
今はタバコを吸える環境もだいぶ減って、コロナウイルスなどの問題もあるので吸ってる方は禁煙も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
脳動静脈奇形は先天的なものなので仕方ないです。
MRIでは映らないことが多いので血管造影検査というものをやってわかります。
てんかん持ち、偏頭痛持ちの人が多い傾向にあると私の主治医は言っていました。私はてんかん持ちでは無いのですが偏頭痛持ちでした。
脳動静脈奇形は脳出血になってから気付く方が大半なんですが、運よく脳出血になる前に気付き、手術で取る方もいるそうです。(取れない位置にある方もいると言っていました)
気になる方は病院で相談してみてください。
対処策
対処策の前に脳出血の前兆についてお話ししておきたいんですが、私の場合はこれと言ってなかったです。気づいたら徐々に手と足が動かなくなっていき、喋れなくなりました。入院していたとき友達になった方に聞いてみると「気づいたらなってた」「職場でボーとしてて、喋ろうと思ったら言葉が出なくなってた」「寝てて起きたら右半身が動かなかった」「気づいたら右手が動かしにくくなっていた」という具合に人それぞれです。
普段と違う感覚が出たらすぐに救急車(119)を呼んでください!!職場でも家でも外でも呼んでください!!様子見てるうちに悪くなる一方なんですぐ落ち着いて呼んでください!!
・死なないようにすることと、落ち着くことが一番大切です。
では、実際になったらどのような体制で安静にしたらいいかなどの対処策を紹介していきます。
家族と過ごしている方と、一人暮らし(もしくは家にあまり人がいない)では違う部分もあると思うのでこれが正解というのはないので状況に合わせて対処をしてください。
1体勢:
安全な場所で頭を高くしないで寝っ転がる。ネクタイやYシャツを緩める。道路ではそのまま寝っ転がると車や自転車に轢かれる可能性があるので、できるだけ他の人の手を借りて歩道の端の方で安静にしておきましょう。頭を揺らさないことが望ましいので、首が締まらない程度に抑えて移動しましょう。
いきなり倒れるようなら自分ではどうにもならないので、他の人の優しさにかかっています。
しかし!このサイトを見ている人は、誰かが道に倒れていたら「脳出血かも」と思い助けることでしょう!
2救急車などの連絡:
外もしくは、家にいて家族がいる方は、家族に急いで救急車を呼んでもらいましょう。安静と同時進行が望ましいです。
一人暮らしで家で倒れるのが一番困ると思います。まず、ちょっとおかしいなぐらいの感覚なら鍵を開けすぐさま救急車を呼日ましょう。喋れるうちに「救急」「住所」を伝えて、余裕があれば詳しい症状を伝えましょう。
鍵を開けるのが不可能(危ない)と感じた場合、すぐ横になり、救急車を呼びます。救急車を呼んだら「鍵が閉まっていて、壊して入ってください。」と伝えるのがいいと思います。そうすることで警察も出動してくれます。状態が落ち着いたら警察がいろいろな手続きとかをしてくれると思います。
では、話すことができないようならどうすれば良いのか対処策の案を出します。
・119に電話して「あ、あ、あ、」と言えば逆探知で探してくれます。意外と知られてないですけど、119に電話すると勝手に逆探知機能が働いてくれるので電話繋いだまんまにすれば助けに来てくれる可能性があります。
・ケータイの使い方がわかる場合には家を知っている人(家族など)に電話する。電話して喋れなくても「あ、あ、あ」と伝えればただ事ではないと知らせることになります。
・家族、友達同士の緊急ラインを作って、みんなの住所を入れておく。そこに連絡して良いのは緊急の時だけと約束しておいて、なんか一文字でも入れて、様子見て連絡なかったら誰かが救急車呼ぶ。なんかも良いんではないでしょうか。
これは友達の案で実際に作ってないので分かりませが、間違いラインが多発しそうだねと話していましたw
まあ1番安心なのが119に電話することだと思いますが、それぞれにあった対処策をこれを機に話し合ってみてください。
まとめ
脳出血はいつ起こるか分かんない怖い病気だからこそ、予防と対処策をみんなで共有することが大切だと思います。
あなたが知っていることで救える命は増えると思います。
皆さんが健康であることを祈って「おしまい」にしたいと思います。
ここまで呼んで下さった皆さん、ありがとございました。
画像引用:https://www.stardust.co.jp/sp/news/?id=8348
https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/heath-hiroo/entry-12091072136.html
https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/cerebral_arteriovenous_malformation/#
参考文献:https://www.whitecross.co.jp/articles/view/961
https://doctorsfile.jp/medication/235/
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/brain/pamph114.html#s2
https://medicalnote.jp/contents/190627-001-XD
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